りょくの小部屋。*

りょくの好きなことを好きなだけ気ままに

Collar×Malice SS │冴×市(救済√) 3話


こんばんわ、りょくです


3話構成に しようと思ったらまとめることが出来なかったので
4話または5話構成にする予定です、あくまで予定。
なので、前・中・後から話数構成に変更
解釈が合ってるか分かりませんが私の妄想ということでお許しを

冴木くんは誰かに自分の哀しみを知ってほしかった
殺してくれなんて言葉の裏はそんな感じで( *¯ ꒳¯*) 

どう完結させるか、いまだ未定

色んな解決方法が考えつきますが
彼にとって少しでも幸せといえる終わり方を目指します
※この話しでは完結しません(笑)

f:id:LittleGirl_Cry:20161126005036j:plain


 

 

― まずはXデー事件のことを調べてください。
真実を知ればきっと貴方たちは今の正義を貫けなくなる
それでも我々の志に反するのが
正しいと思えるか、見定めさせて頂きます。


その【ゼロ】の言葉通りに従い、市香はXデー事件の真相を調べた
彼ら、事務所の元警察のメンバー四人と共に。
きっかけは首輪の主の言葉だったかもしれない、

だが、調べていくうちにそれは警察内部事情に隠された者すら出てきた


警察に不利益と判断したものは切り捨て、白紙にされてた
なんて真相さえ浮彫に出てきた

 


警察内部での誤認逮捕、それによって一人の少年の夢が潰れていた
彼は、自分の昇格のために嘘の証言をした
それを知った時の榎本の表情はとても苦い表情だった


彼は、警察時代の先輩で
そして榎本が警察を辞める発端になってたのが理由だった


特に6月の事件は彼女にとっては衝撃的で信じたくない現実だった。
中学爆破事件・・・。これの裏にはクラスメイトのいじめが隠されていた。
だが、いじめてるものは平然として、
他のクラスメイトは見て見ぬふりをし続けた

結果よく知る彼がこの事件を起こした

市香の弟、香月の友人
・・・瀬良 あきとが起こしたXデー事件。

 


(「― お姉さんは優しすぎます。香月を宜しくお願いします。」)


逮捕される直後に、悲しそうに笑って彼は頭を下げた。

そうして、彼の記憶もあれから少し経って白紙となった
香月とはただのクラスメイトだった記憶しか残らず、
だが、香月は記憶を取り戻すことを諦めてなかった


「お前が記憶を無くしても思い出させてやるから覚悟しろよ!」
「星野・・・。」
「お前の音楽で俺は救われたんだ、今度は俺が意地でもこじ開けてやる」

「星野、ありがとう。」

 


それだけではない
無差別殺傷事件、ストーカー事件、首つり自殺と見せかけた殺人
これらはどれをとっても人間の裏の感情を示し合わせていた。
元は彼らはなにか【罪】を【悪】を犯してみて見ぬふりをされてた人物。


警察の名誉の為に元は警察官だったもの

善意のある人助けの交通人を演じてたもの
母親のように慕ってた彼女をただ守りたかっただけの兄弟


そして、これが交換殺人として続けられたXデー事件。

 


市香の中で【ゼロ】の意見は否定しなくちゃいけないはずなのに
次第にそれは一言で否定できない理由になってしまっていた。


そう知ってしまった

このXデー事件の真意を知って何を感じたか
それは決して理解できないとは言えない真相だ


「信じたくないけど、彼らは彼らなりの【正義】を掲げて
彼らを追い詰めた【悪】に立ち向かっていた。」


「―っ!」

「アドニスが犯してることは正しいなんていえない方法
だけど、どうしたって完全否定なんて出来るものでもない。」


「星野・・・。」
「だが、奴らのやってることは立派な殺人だ」
「警察の不祥事がきっかけだったことは俺も否定できねぇけどな」

そう言葉にしてしまうと凄く怖く感じていた


事務所にいる誰もがアドニスの意見に否定的だ
確かにそれは頷けるものでもないが殺すのはやり過ぎだと
もちろん市香もそれは同じ意見だ



「これがXデー事件の真相・・・。」


― そう、それがこのXデー事件の真実です。

家に戻って自宅のパソコンで事件のことをまとめていると
不意にもう聞きなれてしまった電子音が聞こえてきた
いつも突然、話しかけてくるから慣れてしまった。

 

―大裁のための加害者の人権を守る曖昧な法、
形のない正義、理想ばかりが鮮やかで哀しみを生み続ける世界。

それが我々の生きる、この世界の実態です。
では、星野市香さん。


「なに?【ゼロ】・・・」

― ふっ、あなたにそう呼ばれるのは嫌いじゃないですよ?

「そう。」


―なにはともあれ、あなたは我々の期待通りに動いてくれました
・・・次は、我々アドニス、
いえ、違いますね。【私】にたどり着いて見せて下さい。


「あなたに?」

― ええ、そうです・・・・・・楽しみに、してますよ。

 

それだけを残して首輪の主の声は沈黙した。
怖いはずなのに、どうしてかその電子音の声はその瞬間沈んで見えた。
市香が一人になると、首輪の声は頻繁に聞こえるようになった

だが、肝心の
ゼロが誰なのかは今だ解けていない―。


「あなたは何者なの?【ゼロ】」


― 我々は、アドニス。それ以外の何もでもありませんよ星野市香さん。


彼、と話していて市香は次第に無意識に違う何かを感じ始めていた。
【被害者】と【加害者】、市香と【ゼロ】の関係性はこれに限るのに。
同情とも、理解者となったわけでもない。


それだけいって、首輪からは声が聞こえなくなった


「もう勝手に話しかけたと思ったら、勝手に去っていくんだから」


いつものことながら勝手に聞こえなくなった
その声の主に対して小言を漏らした。
市香は、その自分勝手さで話しかけられる時間が好きなのだ。

始めは怖かった。
怖くて仕方なくて作られた電子音は不安の元になっていた


だけど、その【ゼロ】の勝手な、
気ままな話しに市香は次第に恐怖より興味を示した
毒が仕込まれていて、
いつ自分が死と直面するかも分からないこの状況で楽しんでる
勝手に切れた首輪に返事をするかのように彼女は笑って見せた。


「【ゼロ】、またね。」

 

 

そんな彼女に
その当人【ゼロ】は頭を抱えてしまうありさまだ。

「またね、ね・・・か。バカだな星野は。」


「ゆづる、また実験体・・・彼女に話しかけていたのですか?」
「ん?ああ、なんだ。お前か。」
「私じゃなくて目の前に彼女がいたほうが良かったですか?」

「・・・なにがいいたいんだ、れい?」

「いえ、別になんでもありませんがゆづる、あまり寝てないのではないですか?」
「・・・・・・寝てる。」
「ゆづるの言葉は信用なりません
 あなたに倒れられては困ります。寝てください。」


れいのその言葉に
ゆづるはいつかの出来事を思い出していた

 

 

(「冴木くん、大丈夫?ちゃんと寝てる?」)
(「あー、うん。」)
(「同期の目をごまかせると思ってるの、冴木くん寝てないでしょ、無理はダメだよ?」)


(「分かってるって・・・ってえ?は?ほ、星野なにしてんだ?」)

(「なにって、はいどうぞ。」)

(「いや、どうぞってお前いくらここに誰も人がいないからって」)
(「文句いってないで、冴木くんは少しでも休むの!無理は絶対ダメ!」)
(「・・・・・・はい。じゃあ少し借りる。」)

そういうと彼女は満足いったのか、うんといって嬉しそうに笑った
昼休憩中の休み時間、時間にして1時間といった所か
自分の思ってた以上に眠気が襲ってきて、

ゆづるは市香の膝で久しぶりにゆっくり眠れた

 

(「・・・星野は、変わらないでくれよ?」)

(「え?」
(「いや、なんでもない。もう少しでお昼休憩も終わるし起きなきゃな」)
(「もういいの?」)

(「うん、助かったありがとう星野。」)

(「どういたしまして、じゃあ午後からも頑張るぞー!」)
(「星野は元気だな、だからこそ・・・・・・ごめんな」)


(「冴木くん、なにかいった?」)

(「いーや、何でもないよ。じゃあ行くか!」)
(「うん!!」)

もし、首輪をつけたのが【俺】だって知ったら彼女の顔は
これが夢と片づけられるなら幸せかもしれない。
だが、いずれゆづるは彼女を悲しませるのだろうか
泣かせてしまうのだろうか

ふっと目を閉じるとれいは呆れるようにため息をついてる

 


「ゆづる、勝手に自分の世界に行かないでいただきますか?」


「分かってるよ、Xデーも近い。こんな生活ももうすぐ終わるだろうしな」
「そうですね。ゆづる・・・いや、【ゼロ】分かってますよね彼女のこと」
「・・・ああ、分かってるさ。もちろん、分かってる・・・」

 

そして、分かってはいた。見て見ぬふりをした。

 

その日の声明が発表された―。


聞きなれたこの電子音で、最後の犯罪声明がネットを通して全国に広がった

 

― Xデーをお知らせします。

Xデーは、この国の再生への第一歩
善意なる人々の未来の為に穢れを駆除しなければなりません
さて、昼夜尽力を尽くしてる警察諸君に我々の計画の一端を教えてあげましょう
1月1日、この国の巣食う悪意の種、犯罪者たちを一斉に毒殺します


隣人を傷つけ、哀しみを生み続け鳴る者たち
罪を犯していながら素知らぬ顔をする者たちに

アドニスが大いなる裁きを―。

 




「冴木くん・・・。」

全てを偽っていたのか、
全てが無だったのか、そう考えて市香は首を振る。


市香は【ゼロ】も【冴木弓弦】も

そして【彼自身】も信じたかったんだ、市香の覚悟はそれだけ―。

 


― これが我々、アドニスのあり方ですよ。星野市香さん。


「【ゼロ】・・・それでも私はあなたを信じたい。」

 

―あなたは甘いですね。
あなたも毒殺される一人なのですよ?分かっていますか?


「それでも・・・私は、【ゼロ】・・・。」


―全く、あなたは・・・。
あなたはXデー事件の意味を知っていくうちに、何を思い、なにを感じましたか?
Xデーのカウントダウンは【復讐】。
犯罪者を裁くための聖なる余興の時間です
守ることを放棄した警察、曖昧な法、理想ばかりが綺麗で鮮やかで、形なんてない
そして、あなたは知ったはずです。悪意によって傷つけられた人たちの嘆きを

 

― あなたは、それでもまだ警察を信じますか?


星野市香さん、あなた一人で来られるなら私は歓迎しますよ
アドニスの夢の箱庭に貴方をご招待しましょう。
私の【正体】も、目的も、あなたはもう気づいてるはずですよね

私を、見つけ出して下さい。星野市香さん。


そこでいつものようにその電子音は途切れた―。

そう市香は気づいていた、けど気づかないふりをしていた。
【ゼロ】としてアドニスにいる彼を信じたくなかった
【ゼロ】が突然話しかけてくるときも不安からなぜか解放されていた

知りたかった
どうして【彼】がこんなことを巻き起こしたのか。


直接、その口から真相が聞きたかった―。
彼、冴木弓弦という一人のヒトとして、
警察や事件を一旦抜きにして星野市香個人として
市香は彼と真正面から向き合いたかった

アドニスからの声明を受けて警察は動き出せずにいる

市香にも自宅待機という通達がされていた
だが、彼女はもう迷わなかった

「市香、お前どこ行くんだよ・・・」
「仕事行ってくる。香月は待ってて、ね?」
「お前・・・、何考えてんだよ?
まさか死にに行くわけじゃねぇだろうなだったら行かせねぇ・・・。」

そういって、香月は市香の腕を
真剣な目つきで不安そうな顔をしながら掴んできた
普段はそっけない態度をしてるのに、心配かけてしまってると思う。

「そんなんじゃないよ、ただ守らないといけない人がいるの」
「・・・分かったよ。いってらっしゃい。」
「うん、いってきます。」

「・・・絶対に帰って来いよ市香。」

「うん。」


守らなければ、救ってあげなければ壊れてしまう
この気持ちの正体に、気づいてしまった。
だからこそ、このままにしておくわけにはいかないんだ。

そう市香は家を出ると
彼がいるであろうあの場所に一歩ずつ足を動かした。

f:id:LittleGirl_Cry:20161122200155g:plain

あとがきという名の言い訳

まずは完結に至らなくてすいません
色々悩んだ挙句にあともう少し、1話か2話おつきあいください
自分の考えてるよりも短編作品には出来なかったので
どうにかして救済√にさせられたらと考え中ですm(__)m

最萌は尊くんなのですが、
プレイし終えてコレ考えながら改めて考えると
冴木くんも好きだという落ちに落ち着きました。

公式さんどんな形でもいいので二人に幸せを、FDを下さい!


りょく

広告を非表示にする